国内暗号資産(仮想通貨)取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)は認知度が高いので、口座開設してみたいと考える暗号資産未経験者も多いのではないでしょうか。bitFlyer(ビットフライヤー)ではスマホアプリをリリースしており、外出先や空いた時間でも暗号資産取引を始められます。
しかし、暗号資産自体新しいサービス・システムなので、どのように口座開設を行うのか分からず暗号資産取引をあきらめてしまうケースもあるかと思います。
そこでこの記事では、bitFlyer(ビットフライヤー)の主な特徴から口座開設方法、入出金方法について分かりやすくご紹介していきます。暗号資産取引所についてよく分からない方、bitFlyer(ビットフライヤー)が気になっていて口座開設方法を知りたい方なども参考にしてみてください。
目次
bitFlyer(ビットフライヤー)とは?
参考URL:https://bitflyer.com/ja-jp/
コインチェック(Coincheck)は、2014年設立で運営歴の長い国内暗号資産取引所です。徐々にサービスを拡大し、2021年時点では現物取引だけでなく、Lightning Futuresという先物取引やbitFlyer Lightning FXというビットコインFXなどを行えるようになりました。
まずは、bitFlyer(ビットフライヤー)の主な特徴を確認していきましょう。
初心者に分かりやすいシンプルな取引画面
bitFlyer(ビットフライヤー)のPC版トップページはメニューの多い画面構成のため、初心者にとって少々ややこしいと感じる可能性があります。ただし、アプリ版および取引画面は、シンプルなボタン配置、そしてシンプルかつ見やすい配色なので、初心者も扱いやすいサービスとなっています。
特にシンプルかつ分かりやすいサービスは、ビットコインの簡単取引所とビットコインおよびアルトコインの販売所です。どちらも大きなチャートと注文ボタンで、なおかつ余計なデザインやボタンなどを配置していません。そのため、一目でどこに買いや売りボタンがあるのか把握できます。
基本的な機能だけで十分と考えている方、シンプルなUI/UXでないと覚えられないという方などにも、利用メリットの多い暗号資産取引所の1つです。
ビットコインFXや先物取引を始められる
bitFlyer(ビットフライヤー)では、bitFlyer Lightningというサービスも追加しました。bitFlyer Lightningは、ビットコインのFXや先物取引、アルトコインの現物取引に対応しているのが大きな特徴です。
簡単取引所という初心者向けの取引所形式は、ビットコインのみしか対応していません。一方bitFlyer Lightningは、取引所形式でアルトコインの取引を行うことができます。
bitFlyer LightningのビットコインFXは、レバレッジ取引(上限2倍)をかけて取引を始められます。また、1万円の少額から取引を始められるのも強みといえます。なお、1万円の取引でレバレッジ2倍の場合は、証拠金5,000円で済みます。
bitFlyer Lightningは、レバレッジを活用した取引で利益を狙っている方、少額取引を始めたい方、アルトコインで取引所形式の取引を始めたい方などにメリットの多いサービスです。
セキュリティが強固で補償制度も用意
bitFlyer(ビットフライヤー)は、セキュリティ対策や補償制度などにも力を入れているのも大きな特徴で
bitFlyer(ビットフライヤー)はセキュリティーファースト主義を宣言をしており、コールドウォレットやマルチシグはもちろん、暗号資産の上場時にセキュリティリスクをしたりソースコード非公開の自社セキュリティシステム「ビットコインデーモン」を構築したりと、セキュリティ対策を続けています。
さらに2018年、第三者機関からセキュリティに関して世界一の評価を受けました。
他にもbitFlyer(ビットフライヤー)で万が一不正出金された際には、盗難補償を受けることが可能です。bitFlyer(ビットフライヤー)の盗難補償制度は、日本円で不正に出金された場合に上限500万円まで補償してもらえます。
セキュリティ対策が気になる方にも利用しやすい暗号資産取引所といえます。
bitFlyer(ビットフライヤー)ので口座を開設する方法
bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設を大まかに説明するとメールアドレスと基本情報の登録、本人確認といった3ステップで進みます。複雑な作業はありませんので、暗号資産未経験者にも取り掛かりやすい内容です。
- 手順1:メールアドレスと2段階認証の登録
- 手順2:基本情報の入力
- 手順3:クイック本人確認もしくは対面による本人確認
本人確認作業は、スマホを活用した「クイック本人確認」と「対面による本人確認」という2種類の方法から選択できる仕様です。スマホに慣れていない方は「対面による本人確認」がおすすめですし、オンラインで完結したい方は「クイック本人確認」の方がいい場合もあります。
それではbitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法について確認していきましょう。
手順1:メールアドレスと2段階認証の登録
参考URL:https://bitflyer.com/ja-jp/
まずは、bitFlyer(ビットフライヤー)の公式サイトへアクセスし、トップページ右上の「無料アカウント作成」をクリック、もしくはトップページ中央のメールアドレス入力項目から、メールアドレスを登録します。
メールアドレスの登録後は、bitFlyer(ビットフライヤー)から登録アドレス宛てにメールが届きます。メールの中には、口座開設に関するURLが添付されているのでアクセスしましょう。
するとパスワードの設定ページへ移るので、任意のパスワードを入力した上で各規約の確認および同意確認マークのチェックを入れていきます。
パスワードの設定後は、2段階認証の登録ページに移動します。認証方法は、認証アプリをインストールした上で認証コードを入力する方法とSMSによる認証の2種類から選択可能です。
SMSによる認証を選択した場合は、SMSの受信が可能な電話番号を登録します。その後は、登録番号のSMSに認証コードが送付されます。あとは、bitFlyer(ビットフライヤー)にて入力すると2段階認証完了です。
あらかじめ登録メールアドレスと電話番号を用意しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。
手順2:本人情報の入力
2段階認証の設定が完了したあとは、本人情報の入力ページで氏名や住所といった各種情報を入力していきます。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 郵便番号
- 電話番号など
本人情報を入力する際は内容の誤りを防ぐため、慎重に入力したり何度も確認したりしましょう。。氏名や生年月日といった本人情報は、本人確認書類と一致しているか確認するために使用されます。そのため、万が一本人確認書類と異なる情報が含まれていると、審査に通過できません。
本人情報の入力自体は非常に簡単ですが、入力や変換ミスに注意が必要です。
手順3:クイック本人確認
本人情報の入力後は、本人確認書類の提出へ移ります。bitFlyer(ビットフライヤー)の「クイック本人確認」は、スマホを用いた本人確認方法です。最短即日で口座開設を完了できるのが、主なメリットといえます。
パソコンやタブレットを用いて手続きを進めている場合は、スマホを用意します。そして、スマホから登録アドレスに届いたメールを確認し、添付URLをタップしましょう。
添付URLのページでは、まず本人確認書類の種類を選択するのが特徴です。「クイック本人確認」で認められている本人確認書類は、以下の通りです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
注意事項を確認およびチェックマークにチェックを入れた場合は、撮影に進みます。
「クイック本人確認」で撮影する写真は、以下の内容です。
- 本人確認書類の正面
- 本人確認書類の斜め上(側面部分)
- 本人確認書類の裏面
- インカメラにて自身の顔(正面)
- 指示に従いながら首を振り、その状況を撮影
本人確認書類の撮影が完了したら口座開設審査に進みます。
口座開設審査に通過した場合は、口座開設手続き完了となります。
あとは、入出金やビットコイン取引など各種サービスを利用することが可能です。
手順3:対面による本人確認
「対面による本人確認」を選択した場合は、1 ~2営業日以内にbitFlyer(ビットフライヤー)から本人確認に関する資料を郵送にて届けてもらえます。申請書類が届いたら配達員に本人確認書類を提示し、その場で照合・確認を進める流れです。
「対面による本人確認」で認められている本人確認書類は、以下の通りです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
本人確認書類完了の場合は、bitFlyer(ビットフライヤー)から届けられた書類を受け取ることができます。この時点で口座開設の審査は通過済みとなるので、口座開設手続き完了となります。
ログイン後、入出金や取引など各種サービスを利用することが可能です。
なお、不在時は、一般の配達と同じく不在表を投函してもらえるので、再配達の依頼を行いましょう。また、家族が代理で本人確認書類の提示を行うことはできません。
手順4:口座開設後に銀行口座の登録を行っておく
口座開設後は、すぐに銀行口座を登録しておくのも大切です。銀行口座の登録は、入出金操作に必須です。
銀行口座の登録は、bitFlyer(ビットフライヤー)へログイン後、マイページの銀行口座登録のメニューをクリックします。するとbitFlyer(ビットフライヤー)で対応している金融機関を検索できるので、自身の利用している金融機関の中で対応金融機関を検索していきます。
あとは支店名や口座番号、口座種別、名義人などを入力し登録完了です。
bitFlyer(ビットフライヤー)に入金する方法
bitFlyer(ビットフライヤー)への入金は、銀行振込とインターネットバンキングで入金、コンビニ入金の3種類から選択できます。
銀行振込
bitFlyer(ビットフライヤー)のマイページ「入出金メニュー」に日本円入金というタブがあるので、同タブをクリックします。すると「お客様用日本円振込先」が表示されるので、振込先を確認したのち自身の利用している金融機関より振込操作を行う流れです。
また、振込先は、三井住友銀行と住信SBIネット銀行の2種類があるので、どちらか一方の銀行へ振込操作を行います。
インターネットバンキングで入金
「インターネットバンキングで入金」は、住信SBIネット銀行、イオン銀行、その他の銀行(ペイジー経由で入金)といったインターネットバンキングで入金操作を行います。また、事前にいずれか1つの金融機関へ口座開設しておく必要があります。
まずは、入出金メニューの住信SBIネット銀行、イオン銀行、その他の銀行(ペイジー経由で入金)いずれか1つを選択します。あとは入金額を入力すれば手続き完了です。入金を即時反映できるのが、主なメリットといえます。一方で入金手数料がかかる点は、コスト面でデメリットとなります。
コンビニ入金
コンビニ入金の場合は、入出金メニューの「一部のコンビニエンスストア(収納代行)」を選択し、コンビニを選択します。すると、お客様番号と確認番号が表示されるので、コンビニの店頭や店内の端末で決済を行います。
他の入金方法と異なり、入金額30万円上限というルールに注意が必要です。
bitFlyer(ビットフライヤー)で暗号資産(仮想通貨)を購入する方法
bitFlyer(ビットフライヤー)へ日本円の入金が完了したあとは、暗号資産の購入へ進みます。bitFlyer(ビットフライヤー)には、ビットコインの取引所、ビットコインとアルトコインの販売所、信用・現物取引のbitFlyer Lightningといったサービスがあります。
この中で暗号資産を購入できるのは、ビットコインの取引所と販売所、アルトコインの販売所です。なお、アルトコインの取引所形式は、bitFlyer Lightningで対応しています。
販売所(ビットコイン、アルトコイン)
bitFlyer(ビットフライヤー)へログインしたあとは、ビットコインや各アルトコインの販売所があるので、購入したい暗号資産の販売所を選択します。
販売所のメニューを選択した場合は、注文画面へ移動します。
注文画面およびチャートが表示されるので、購入数量を入力し、買い注文に進むというボタンをクリックし内容を確認します。内容に誤りがなければ、買い注文を確定するというボタンをクリックし、注文完了となります。
購入が完了しました、という表示があれば取引成立です。
bitFlyer(ビットフライヤー)のウォレットアプリも、同様の流れで購入手続きを行います。また、シンプルかつすっきりしたUI/UXなので、暗号資産未経験者にも使いやすいといえます。
取引所(簡単取引所:ビットコインのみ、bitFlyer Lightning:アルトコインも対応)
bitFlyer(ビットフライヤー)の簡単取引所という初心者向けの取引所は、ビットコインのみ対応しているのが特徴です。
まずはbitFlyer(ビットフライヤー)へログインし、取引所というメニューをクリックします。
するとビットコインのチャートや板(注文価格の一覧表)、注文メニューなどが表示されている画面へ移るので、注文価格や数量を入力していきます。その後「買う」というボタンをクリックし、注文内容を再確認します。
内容に誤りがなければ「注文確定する」ボタンをクリックしましょう。
取引所は、注文後にすぐ取引成立することもあれば、成立しない場合もあります。なぜなら、自身の注文価格と一致した売り注文がなければ取引成立しないためです。
なお、bitFlyer Lightningは、簡単取引所よりも多くの情報が記載されていたり機能が搭載されていたりしています。ただし、簡単取引所と注文方法(数量・金額入力・買いボタンのクリック)に大きな違いはありません。
bitFlyer(ビットフライヤー)で暗号資産(仮想通貨)を送金する方法
bitFlyer(ビットフライヤー)の口座に保管している暗号資産は、自身のウォレットや他の暗号資産取引所へ送金することが可能です。
暗号資産を送金する際には、まずウォレットや他の暗号資産取引所の口座を準備しておきます。また、ウォレットや他の口座で入金用アドレスを用意しておくのが重要です。
入金用アドレスおよびウォレットを準備したあとは、bitFlyer(ビットフライヤー)の「入出金」メニューから「送付」メニューをクリックし、さらに「アドレスを登録する」をクリックします。
その後bitFlyer(ビットフライヤー)から登録アドレス宛にメールが届くので、メール内の添付URLからアドレス登録ページへ移ります。あとは、入金用アドレスを登録し、暗号資産の金額を入力・送付すれば完了です。
入金用アドレスは、1文字でも誤ると暗号資産を戻すことができません。そのため、入力ミスのないよう確認しておくのが特に重要です。
bitFlyer(ビットフライヤー)で日本円を出金する方法
bitFlyer(ビットフライヤー)から日本円を出金したい場合は、「入出金メニュー」から「出金」というボタンを選択し、銀行口座の登録および出金画面へ移ります。
銀行口座を登録する際は、以下の情報を入力します。
- 口座種別
- 支店名
- 口座番号
- 口座名義
- 振込先(金融機関名)
bitFlyer(ビットフライヤー)は、セキュリティ上の理由から本人名義の口座以外へ出金できない仕様です。また、
「インターネットバンキングで入金」で入金した日本円は、入金日から7日間出金不可という点にも注意が必要です。
14時30分までに出金申請を行った場合は、即日で出金を反映してもらえます。14時30分以降に出金申請を行った場合は、翌営業日もしくは翌々翌営業日に反映されます。
まとめ
bitFlyer(ビットフライヤー)の公式サイトは、他の暗号資産取引所よりもメニューが多い傾向です。初心者にとっては、少々ややこしいと感じる可能性はあります。
一方口座開設手続きは、メールアドレスの登録と本人情報の入力、本人確認書類提出の3ステップで完了します。
暗号資産未経験者にも分かりやすい画面構成・内容で、なおかつシンプルな口座開設手続きといった点が大きなメリットといえます。
口座開設後、暗号資産の入金をスピーディに行いたい場合は、「インターネットバンキングで入金」がおすすめです。リアルタイムで入金を反映させることができます。出金の場合は、14時30分までに申請を行っておくと即日で反映可能です。
暗号資産取引未経験の方や暗号資産の種類が多い国内暗号資産取引所を探している方などは、今回の記事を参考にbitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
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