こんにちは。

これまで色々なアルトコインを取り上げて来ましたが、今回はイーサリアムと比較されることの多い「リスク(LISK)」という仮想通貨について取り上げてみたいと思います。

リスクとは

リスク(Lisk)は分散型アプリケーションプラットフォーム(ブロックチェーンに基づき、管理者が不在でも自動で動くプラットフォーム)とよばれるものです。そのプラットフォームで利用される通貨を「LISK」と呼びます。

Liskの発行数量、時価総額は?

https://coinmarketcap.com/より)

リスクの通貨単位は「LSK」という単位になります。

リスクの発行には上限がありません。そして、10月13日現在の時価総額は日本円で620億円程度です。

リスクの特徴は?

ここでは、リスクの主な特徴を3点ほどあげてみます。

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、ブロックチェーンの「過去のデータ全てを記録し、公開できる」特徴を活かした技術です。簡単にいうと、プログラムが契約行為を自動で行ってくれるというものです。

契約内容の定義は事前にしないといけませんが、その後のやりとり(契約執行、支払いの確認など)については、システムが自動にやってくれます。

間に銀行機関などが入らないので、よりスムーズに素早く契約行為を行えるようになります。金融以外の分野では、不動産の登記や、電力取引などに利用される可能性があります。

サイドチェーンを利用している

サイドチェーンを利用すると、本体のブロックチェーンに変更を加えることなく、仕様の変更を行うことができます

本来本体のブロックチェーンに変更を加えると、大掛かりなものになってしまいます(ハードフォーク)。

例えば、イーサリアムがブロックチェーンの仕様変更を行った時にも、ハードフォークが行われ、イーサリアムクラシックとイーサリアムというように仮想通貨が分離する結果となってしまいました。

リスクに関しては、仕様変更の際にサイドチェーンを利用することが可能ですので、問題が起こった際にも対処しやすいという特徴があります。

javascriptで記述されている

リスクプラットフォームでは、利用者が多いjavascriptを利用してプログラムが記述されています。

javascriptを記述できるエンジニアの数はとても多いので、開発が進みやすいというメリットがあります。

これに対してイーサリアムは「solidity」と呼ばれる専用のプログラミング言語を利用しています。この言語は広く一般的に使われているというわけではないので、イーサリアムに関わる技術者はこの言語を新たに勉強し直さないといけません。

coincheckに上場後の8月に高騰

リスクの価格は8月の後半から9月の頭にかけて非常に短い期間で、4倍ほど値上がりしています。

これには、インドの仮想通貨取引所「bitbay」の開設が関わっていると考えられます。bitbayで取り扱われる通貨にリスクがあったことが一つの要因となっています。

さらにリスクは同時期にマイクロソフトと提携を発表しているので、そのことも価格上昇の大きな要因と言えるでしょう。

どこで買えるの?

国内販売所では、大手Coincheck」が2016年7月に取り扱いを始めました。

国外販売所では手数料が安く、安値で購入できますが、日本円で購入できない、サポート、アカウント開設の煩雑さ、などデメリットも多いです。

結局手数料で安くなった分と比較しても、それほど価格が変わらない可能性もありますので、やはりオススメは国内販売所での購入となるでしょう。

すでに慣れている上級者の方には国外取引所での取引も挑戦してみると良いかもしれません。

リスクが購入できる国内の主な取引所

リスクが購入できる海外の主な取引所

まとめ

いかがでしたでしょうか。現在仮想通貨リスクの時価総額ランクは16位とそれほど高くありませんが、逆に言えば、今後が期待できるとも言えるでしょう。

気になった方は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。