モナコインは、掲示板2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)発祥の日本初の暗号資産(仮想通貨)です。2ちゃんねるのソフトウェア版で「Mr.Watanabe」(わたなべ氏)と名乗る人物により、開発されました。
この記事では、掲示板2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)から誕生した暗号資産(仮想通貨)「モナコイン(MonaCoin)」について、基本情報や特徴、そして今後の将来性を初心者に向けて分かりやすく紹介します。
大まかに説明すると….
- モナコインは、掲示板2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)発祥の日本初の暗号資産(仮想通貨)である。
- モナコインは、コミュニティでの利用が活発で、熱狂的なファンが多い。
- 日本では、決済サービスでビットコインの次によく利用されている。
- 取引にかかる時間が短く、実用的な暗号資産(仮想通貨)と言える。
目次
モナコインとは?
モナコインは、2014年1月1日に発行を開始した、掲示板2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)発祥の暗号資産(仮想通貨)です。この2ちゃんねるという掲示板のソフトウェア版で「Mr.Watanabe」(わたなべ氏)と名乗る人物により、開発がされています。日本初で日本生まれの暗号資産(仮想通貨)ということで、注目されています。
名前の由来は、掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」です。昔からそうですが、Webとのつながりが非常に強く、動画配信でのリアルタイム投げ銭などに幅広く利用されています。
このように暗号資産(仮想通貨)という投資的な側面を持ち合わせながら、一方でコミュニティ内での投げ銭にも利用されていることが、大きな特徴となっています。少し前まではTwitter上などで、モナコインを気軽に送金することのできる決済サービスが利用されていたことがあるなど、コミュニティで発展を続けているのが特徴となっています。
また、日本で誕生したということもあり、日本人から大変親しみやすいと評判が高いことも特徴の一つです。保有者のほとんどが日本人であると言われており、取引の90%以上が日本の取引所で行われています。
モナコインの概要
モナコインの概要については、以下の表をご覧になってください。
暗号資産(仮想通貨)名 | モナコイン |
ティッカーシンボル | MONA |
公開開始年月 | 2014年1月1日 |
主な利用用途 | 送金・決済・投資 |
発行主体 | プログラムによる自動発行 |
発行上限 | 1億512万MONA |
発行数の変更 | できない |
発行予定・発行条件 | ブロック生成時に追加で発行 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク) |
現在の価格(2021年6月) | 約200円 |
公式サイト | https://monacoin.org/ |
モナコインの特徴
モナコインの特徴は全部で4つあります。
- 掲示板2ちゃんねる発祥の暗号資産(仮想通貨)
- 「segwit」を世界で初めて導入している
- アトミックスワップが利用できる
- 利用できる範囲が広い
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
掲示板2ちゃんねる発祥の暗号資産(仮想通貨)
モナコインは、掲示板2ちゃんねるというディープな世界で誕生した、少し独特の雰囲気をもっている暗号資産(仮想通貨)です。そのため界隈では熱狂的なファンが多くおり、結束力が固いです。
また、現在は名前を「5ちゃんねる」と変えて、愛好家と呼ばれている人たちがモナコインを広めようと、普及活動を進めています。具体的には、モナコインを用いたサービスの開発、神社の建設、語呂合わせの投げ銭などがあります。このように、ほかの暗号資産(仮想通貨)とは、少し違った用途で利用されているのが特徴の一つです。
「segwit」を世界で初めて導入している
モナコインは、高速送金を実現する「segwit」を世界で初めて導入しています。
「segwit」とは、取引のデータ量を小さくし、トランザクション(取引)の処理速度を高速化させる技術のことです。
この「segwit」機能を導入したことにより、モナコインで起こっていた送金による遅延時間は、短縮しました。実際にモナコインのトランザクションは約1分程度で、ビットコインの約10分と比べると、はるかに早い時間となっています。この「segwit」は、のちにビットコインでも導入されたので、先に導入していたモナコインは、当時大変注目を集めました。
アトミックスワップが利用できる
モナコインは。「アトミックスワップ」が利用できる、貴重な暗号資産(仮想通貨)です。
以前までは、個人間での取引は、やはり持ち逃げや盗難といった問題が先行して、なかなかできませんでした。しかし「アトミックスワップ」を導入したことにより、個人間でも比較的に安心して取引を行なえるようになりました。
アトミックスワップを利用できる暗号資産(仮想通貨)は、限られています。ですので、今後モナコインの認知が進んでいけば、その希少性が理解され、またさらに需要が出てくると見られています。
利用できる範囲が広い
Webでの利用が主なモナコインですが、実店舗や土地の売買などにも利用されており、その範囲が広いのが特徴の一つとなっています。実際にオンライン決済では、ビットコインの次によく利用されています。今後もモナコインの人気が増してくると共に、その利用できる範囲も、ますます広がっていくと見られています。
モナコインの価格推移
ここからは、モナコインのこれまでの価格推移を見ていきます。
2014年~2019年のモナコインの価格推移
モナコインは2017年の暗号資産(仮想通貨)バブルを除き、2014年の発行当初から、そのほとんどを価格「50円~100円」前後で推移しています。その後、2019年5月にCoincheckで新規上場を果たし、それまで約「100円」程度だった価格は、3倍の「300円」に高騰しました。
2020年のモナコインの価格推移
Coincheckでの新規上場後、価格は下落し、「100円」を少し上回る程度で推移していたところ、今度は2020年1月にDMM Bitcoinが上場を発表しました。これにより、価格は「280円」にまで高騰することになります。
このように、国内で新規上場すると価格へ影響が出やすいことが分かります。
2021年~現在のモナコインの価格推移
2021年に入ると、暗号資産(仮想通貨)市場全体が盛り上がりを見せます。当然モナコインもその恩恵を受け、「150円」前後で推移していた価格が、2月13日に「292円」にまで高騰します。その後現在は、少し価格は落ち込み、「200円」前後を推移しています。
モナコインの現在の価格
[ccpw id=”6433″]モナコインの今後の将来性は?
モナコインの今後の将来性は、3つの要素から上昇する可能性があります。
- 決済サービスのさらなる普及
- 国内・海外取引所への新規上場
- Webサービスへの需要拡大
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
決済サービスのさらなる普及
モナコインは今後、さらに実店舗での決済サービスを拡大させていき、普及していくことが予想されています。もともとビットコインの次によく使われている決済サービスですので、認知度はあります。
実際に飲食店や美容院、家電量販店など、モナコイン決済を導入している店舗は普及し始めています。導入店舗が増えることにより、より多くの人に認知され、需要が増していくと見られています。
また下記のような、オンラインでモナコインを利用できるサービスもあります。
- ビットコインモール
- ZaifPayment
ビットコインモールでは電子機器や家具、アウトドア用品など幅広い商品を取り扱っています。また最近登場した「ZaifPayment」は、オンラインの決済サービスで、これがモナコインを普及させる後押しとなっています。
国内・海外取引所への新規上場
モナコインは、2019年に「Coincheck」、また2020年に「DMM Bitcoin」へ上場したことにより、価格の上昇を見せています。このことにより、今後も日本国内や海外での新規上場時に価格が大きく上がると予想されています。
日本国内でもまだ取り扱っている会社が5社しかありませんので、暗号資産(仮想通貨)市場の盛り上がりと共に、取り扱っていく会社も増えてくるでしょう。海外でも取り扱いが少なく、また認知度もまだあまりないため、取り扱いが増え、認知度・需要ともに増してくれば、一気に価格へ影響してくると予想されます。
Webサービスへの需要拡大
モナコインは、掲示板2ちゃんねるから誕生したコインということもあり、もともとWebサービスとの結束が非常に固い暗号資産(仮想通貨)です。このこともあり、2ちゃんねるユーザーは、ファンを中心として、モナコインの将来性へ期待を寄せています。
昔からあり、現在でも行われていることとして、イラストやある特定の画像に対してモナコインを投げ入れる、いわゆる「投げ銭」機能があります。現在では、「Monappy」というオンラインウォレットを利用して、楽しまれています。このようにファンの間では積極的に利用されています。
このファンの積極的な動きと、暗号資産(仮想通貨)市場の盛り上がりがうまくかみ合ってくれば、今後Webサービスへの拡大が進み、価格へもいい影響を及ぼしてくると見られています。
モナコインが購入できる取引所は?
モナコイン(MONA)は国内または海外の取引所で購入することができます。金融庁に認可された国内の暗号資産(仮想通貨)で購入することを推奨します。
現在、モナコイン(MONA)を購入できる金融庁に認可された国内の主な暗号資産(仮想通貨)取引所は以下になります。
Coincheck(コインチェック)
- 暗号資産(仮想通貨)の貸出サービスで利息収入を狙うことができる!
- さまざまなアルトコインを取り扱っていてバリエーション豊富!
- 取引手数料無料なのでコストを抑えながら取引できる!
Coincheck(コインチェック)は、暗号資産(仮想通貨)のNEM流出後にマネックスグループが株主となり、セキュリティ体制や経営体制を見直した仮想通貨取引所です。
Zaif(ザイフ)
コイン積立や取引を行うことで逆に手数料をもらえるのが特徴!
- 独自トークンCOMSAやその他トークンも取引できる!
- 販売所と取引所どちらも初心者に分かりやすいトレード画面!
- 2018年の仮想通貨流出後はマルチシグや二段階認証などを導入しセキュリティ体制を強化!
取扱通貨 | 11種類:BTC(ビットコイン)、XEM、MONA、BCH、ETH、ZAIF、XCP、BCY、SJCX、FSCC、PEPECASH、CICC、NCXC、CMS |
---|---|
手数料(BTC) | 販売所:スプレッド、取引所:0~0.1% |
最低取引単位(BTC) | 販売所:0.0001BTC、取引所:0.001 BTC |
日本円入金手数料 | 0~605円(税込) |
日本円出金手数料 | 385~770円(税込) |
Zaif(ザイフ)も販売所と取引所のサービスを用意、このほかにもコイン積立など独自サービスを多彩に取り揃えています。テックビューロ株式会社が設立・運営していましたが、事業譲渡によって2021年時点では株式会社Zaif(ザイフ)で運営管理しています。
Zaif(ザイフ)の強みでもあるのが、トークンの種類です。自社開発のCOMSAをはじめXCPやFSCCなどといったトークンを取り扱っています。
公式サイトやトレード画面がシンプルかつ分かりやすいデザインなので、暗号資産(仮想通貨)取引初心者にも使いやすい仮想通貨取引所といえます。
bitFlyer(ビットフライヤー)
- ビットコイン取引量国内第 1 位!お客様数は 50 万人を突破!豊富な資金力!
- 最高強度のセキュリティ!損害保険を国内大手損害保険会社と契約して保証もあり!
- スマホの専用アプリからでも暗号資産(仮想通貨)の取引を始めることができる!
bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコインの取引量が日本一、株主に大企業が勢揃いしているので資本金も潤沢な取引所です。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
- アルトコインの種類が豊富!アルトコインが気になっている方にも利用しやすい!
- 手数料が無料!現物の取引手数料や出金手数料が無料!
- UIがシンプルで良い!初心者にも使いやすいアプリ版があるので外出先でもチェックできる
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)は、11種類もの暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている国内の中でも比較的仮想通貨取引所です。ビットコインやイーサリアムの他、ステラルーメンやネムといった暗号資産(仮想通貨)も取引できます。
モナコインについてのまとめ
今回は、モナコインの基本情報や特徴、そして今後の将来性について、初心者に向けて分かりやすく紹介してきました。
まとめていきます。
- モナコインは、掲示板2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)発祥の日本初の暗号資産(仮想通貨)である。
- 国内では熱狂的なファンがおり、そこを中心とした急激な高騰を見せる可能性がある。
- ここ2~3年の間に、「Coincheck」や「DMM Bitcoin」で上場しており、今後日本でも需要が増していくと見られている。
- 実店舗での決済サービスの普及やWebサービスの活用など、価格が大きく上がる要素を秘めている。
現在は価格が下落傾向にあるモナコインですが、暗号資産(仮想通貨)はボラティリティが大きいことで有名です。下落幅が大きければ、それだけ上昇もあるということです。
要するに利益が出やすい反面、損失も出やすいということになります。ですから、初心者は、まず少額から始めてみることをおすすめします。
暗号資産(仮想通貨)の口座開設がまだの人は、まず口座開設することをおすすめします。初心者でも使いやすく、少額で積み立てていくことのできる取引所でおすすめなのは「Coincheck」と「DMM Bitcoin」です。どちらの取引所でも「モナコイン」を取り扱っていますので、今回の記事で気になった人は、ぜひ購入を検討してみてください。
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