エイダコイン(ADA)は、オンラインカジノ「Cardano(カルダノ)」で利用できる暗号資産(仮想通貨)のことを指します。
この記事では、独自のスマートコントラクトを取り入れている「エイダコイン(ADA)」について、基本情報や特徴、そして今後の将来性を初心者に向けて分かりやすく紹介します。

エイダコイン(ADA)を
大まかに説明すると….

  • エイダコイン(ADA)は、オンラインカジノ「Cardano(カルダ))」で利用するために作られた暗号資産(仮想通貨)である。
  • 「ウロボロス計画」により、コンセンサスアルゴリズムが「PoS」へ移行することで高い公平性でマイニングが行なえる可能性がある。
  • エイダコイン(ADA)は、2021年にスマートコントラクトが更新され、価格が上昇したことにより注目されている。
  • エイダコイン(ADA)は現状、国内の取引所で取り扱いがなく、購入するなら「BINANCE(バイナンス)」が初心者に使いやすく、安心して取引を行なうことができる。

エイダコイン(ADA)とは?

エイダコイン(ADA)とは?

エイダコインは、Cardano(カルダノ)と呼ばれているオンラインカジノのプラットフォームで利用されている暗号資産(仮想通貨)です。オンラインカジノでは、裏で勝ち負けの操作や高い手数料が支払われているなど様々な問題がありました。エイダコイン(ADA)は、そのような問題をブロックチェーンという技術を駆使することで、透明性を確保し、より公平性のあるプラットフォームへと実現し解決してきました。

このように本来「エイダコイン(ADA)」は、オンラインカジノでの利用を目的としていました。ですが、現在は「30億人の財布」という目標を掲げて、法定通貨のような安定した通貨を実現するよう開発を進めています。この「30億人」という数字は、世界中で銀行口座や気軽に支払いや送金の出来ない、いわゆる金融難民と呼ばれている人たちの数になります。日本に住んでいると考えにくいですが、世界では銀行口座を簡単に作ることのできない人々が多くいます。エイダコイン(ADA)は、そのような人々を救うべくして作られた通貨となっています。

現在では高い人気を誇るエイダコイン(ADA)ですが、当初は「詐欺コイン」ではないのかと疑われていました。怪しいと疑われていた理由は、以下の4つです。

  1. プレセールが高額だった
  2. マルチ商法が行なわれていた
  3. アフィリエイターが積極的に広告宣伝をしていた
  4. 当初の公開予定よりも半年以上遅れた

エイダコインは当初、プレセールで最低単価1,000ドル(約11万円)という高額での先行販売を行なっていました。プレセールで最低単価が高額な暗号資産(仮想通貨)は、プレセールが終わってから売り上げを、持ち逃げするということを頻繁に起こしていました。そのため、エイダコインもそのような目で見られてしまって、大変怪しまれてしまいました。

さらに先行販売が行なわれていた日本で、プロモーションに使われていたのが「マルチ商法」だったため、これもエイダコインのイメージを悪くしてしまった理由の一つに挙げられます。マルチ商法では、アフィリエイターが積極的に「100%儲かる」などとうたって広告宣伝していました。

また、上記に加えて、当初の公開予定より半年以上も遅れたことで、さらに「詐欺コイン」というのは疑いを増していったという経緯が「エイダコイン(ADA)」にはあります。

エイダコイン(ADA)の概要

エイダコイン(ADA)の概要については、以下の表をご覧になってください。

暗号資産(仮想通貨)名 エイダコイン(ADA/Cardano)
ティッカーシンボル ADA
公開開始年月 2016年9月
主な利用用途 送金・決済・スマートコントラクト
運用会社 ・運営、管理:Cardano財団

・技術開発:IOHK

・営業活動:EMURGO

代表者 チャルズ・ホスキンソン
上限発行枚数 450億枚
運用元所在地 スイス
コンセンサス

アルゴリズム

Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)から

Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)へ移行中

エイダコイン(ADA)の特徴

エイダコインの特徴は全部で5つあります。

  1. オンラインカジノで使用できる
  2. 独自のスマートコントラクトを実装している
  3. ウロボロス計画によるアップデート
  4. 開発にチャルズ・ホスキンソン氏が関わっている
  5. 専用ウォレットの「ダイダロス」

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

オンラインカジノで使用できる

一つ目の特徴は、オンラインカジノで使用できることです。導入部分で少し触れましたが、エイダコイン(ADA)は、Cardano(カルダノ)と呼ばれているオンラインカジノで使用できる暗号資産(仮想通貨)になります。

ブロックチェーンや独自のスマートコントラクトという技術を駆使して、公平性の高いオンラインカジノを実現させました。

独自のスマートコントラクトを実装している

二つ目の特徴は、独自のスマートコントラクトを実装していることです。スマートコントラクトと聞くと、イーサリアムを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、エイダコイン(ADA)にも独自の「Plutus(プルータス)」と呼ばれているスマートコントラクトを実装しています。Plutus(プルータス)を取り入れたことによって、イーサリアムよりも強固なセキュリティーが実現するのではないかと期待が寄せられています。

契約を自動化するスマートコントラクトですが、Plutus(プルータス)では、それに加えて、個人情報の記録も行なっています。

ウロボロス計画によるアップデート

三つ目の特徴は、ウロボロス計画によるアップデートです。「ウロボロス計画」とは、エイダコイン(ADA)のコンセンサスアルゴリズムを、PoWからPoSへと変更する計画のことです。現状のPoWでは、機械や電気に多くのコストがかかっています。それをPoSにすることで、エイダコイン(ADA)の公平性が増し、よりエコにマイニングを行うことができるようになります。

開発にチャルズ・ホスキンソン氏が関わっている

四つ目の特徴は、開発にチャルズ・ホスキンソン氏が関わっていることです。エイダコイン(ADA)の開発には、イーサリアムを開発した、元CEOのメンバーである「チャルズ・ホスキンソン氏」が関わっています。イーサリアムに関わっていたということもあり、今回はさらに進化させた、イーサリアムとはまた違ったテクノロジーとしてエイダコイン(ADA)を開発しました。

「チャルズ・ホスキンソン氏」の存在は、現在のエイダコイン(ADA)の信用を担保するのに十分貢献していると言えます。同氏が関わっていることにより、今後の開発にも大きく期待が集められています。

専用ウォレットの「ダイダロス」

最後五つ目の特徴は、専用ウォレットの「ダイダロス」です。エイダコイン(ADA)には、専用のウォレットとして、パソコンに無料でインストールできる「ダイダロス」があります。こちらは、日本語にも対応しており、送金速度が速いのが特徴となっています。また、秘密鍵を利用した高いセキュリティーを有しています。

エイダコイン(ADA)の価格推移

ここからは、エイダコイン(ADA)のこれまでの価格推移を見ていきます。

2019年までのエイダコイン(ADA)の価格推移

エイダコイン(ADA)は2015年9月の第一期プレセール以降、全4回にわたってプレセールを行なっています。第一期から0.002ドル、0.0022ドル、0.0024ドル、0.0026ドルと募集していました。

そこから2017年にBITTREX(ビットレックス)がアメリカで上場すると、価格は第一期(0.002ドル)から10倍の「0.02ドル」を記録しました。それ以降、上場する取引所が増えるにつれて価格は上昇していきました。そして、そこに訪れた暗号資産(仮想通貨)バブルの影響もあって、2017年12月には「1.15ドル」にまで上昇しました。2018年のバブル終息後以降、ほかの暗号資産(仮想通貨)と同じように、価格は下落していきました。

2020年のエイダコイン(ADA)の価格推移

2020年3月は新型コロナウイルスの影響もあり、エイダコインを含んだ、ほとんどの通貨が、暗号資産(仮想通貨)バブル以降での最安値を記録しています。エイダコインは「0.05ドル」付近の価格を推移していました。

2021年現在のエイダコイン(ADA)の価格推移

2021年に入ってからは2月から価格が急上昇しています。こちらは、ビットコインの値上がりによる、暗号資産(仮想通貨)全体の相場が関係していると見られます。3月~4月は調整で落ち着いていましたが、5月からまた上昇を見せており、現在は「1.5~1.9ドル」を推移しています。

エイダコイン(ADA)の現在の価格

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エイダコイン(ADA)の今後の将来性は?

エイダコイン(ADA)の今後の将来性は、3つの要素から上昇する可能性があります。

  1. 国内取引所への上場
  2. AdaPay (エイダペイ)の普及
  3. ブロックチェーンを利用しての真贋判定

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

国内取引所への上場

エイダコイン(ADA)は、これまで暗号資産(仮想通貨)取引所が上場するたびに、価格が上がっていました。このことを考えると、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所が上場することで、価格が上がる可能性が高いと見ています。特にエイダコイン(ADA)は、日本人からの人気が高いため、その急騰には期待できると言えるでしょう。

AdaPay (エイダペイ)の普及

エイダコイン(ADA)を運営・管理している「Cardano(カルダノ)財団」は、ブロックチェーンプロトコルを手掛ける「COTI」と提携し、AdaPay (エイダペイ)をリリースしました。これで、COTIPayを利用している店舗で、エイダコイン(ADA)の決済を可能にしました。

AdaPay (エイダペイ)は2019年11月にリリースされ、すでに日本の店舗でも導入されています。今後、私たちが日常生活で利用できる店舗が増えていくことにより、将来性や期待が高まる可能性があります。

ブロックチェーンを利用しての真贋判定

「Cardano(カルダノ)財団」は、日本で人気のシューズメーカー「New Balance (ニューバランス) 」と契約を結び、ブロックチェーンを利用して真贋判定ができるシステム「NB Realchain」を開発しました。このシステムは、シューズのタグに記載されているコードなどをアプリで読み込むことで、ブロックチェーン上に記録し、偽造を防止することを可能にしてくれます。

現在、金融や医療などの様々な分野で注目されており、実際にシステムの導入が進めば、エイダコイン(ADA)への期待も上昇していくと見られます。

エイダコイン(ADA)が購入できる取引所は?

現在、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所では、購入することができません。そのため、海外の暗号資産(仮想通貨)取引所での購入のみとなります。その中でも今回は、主要なの海外暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介します。

エイダコイン(ADA)についてのまとめ

今回は、エイダコイン(ADA)の基本情報や特徴、そして今後の将来性について、初心者に向けて分かりやすく紹介してきました。

まとめていきます。

  1. 当初は怪しまれていたエイダコイン(ADA)ですが、現在では将来性の高い暗号資産(仮想通貨)として注目されている。
  2. 独自の「Plutus(プルータス)」というスマートコントラクトにより、契約の自動化だけでなく、個人情報の記録も可能にした。
  3. 国内の暗号資産(仮想通貨)取引所に上場することができれば、さらに価格が上がる可能性がある。
  4. AdaPay (エイダペイ)の普及など、私たちの日常生活にも普及してくる可能性がある。
  5. 現状、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所で購入はできず、BINANCE(バイナンス)など海外の暗号資産(仮想通貨)での購入のみとなっている。

現在は価格が上昇しているエイダコイン(ADA)ですが、暗号資産(仮想通貨)はボラティリティが大きいことで有名です。上昇幅が大きければ、それだけ下落もあるということです。

要するに利益が出やすい反面、損失も出やすいということになります。ですから、初心者は、まず少額から始めてみることをおすすめします。

暗号資産(仮想通貨)の口座開設がまだの人は、まず国内の取引所から開設することをおすすめします。初心者でも使いやすく、少額で積み立てていくことのできる取引所でおすすめなのは「Coincheck」と「DMM Bitcoin」です。その後、BINANCE(バイナンス)のような、海外の暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設するといった流れがおすすめです。

今回の記事で気になった人は、ぜひ購入を検討してみてください。