Bittrex(ビットレックス)は、2014年に設立された運営歴の長い海外仮想通貨取引所です。
取り扱っている仮想通貨の数は、200種類以上と非常に多く中級者以上・英語に慣れた仮想塚経験者に合ったサービスといえます。また、取引高も多いので、常に活発な市場の中で取引を行うことができるのも特徴です。
この記事では、Bittrex(ビットレックス)の特徴やサービスなどについて解説しますので、海外仮想通貨取引所未経験の方も参考にしてみてください。
Bittrex(ビットレックス)の魅力を
大まかに説明すると….
- 取り扱い仮想通貨は200種類以上!
- 新しいトークンや仮想通貨を上場させている!
- 取引高が多く世界トップ10入り!
- 三段階認証などセキュリティ体制を強化している!
200種類以上の仮想通貨やトークンを取引できるので、仮想通貨取引中級者以上におすすめな仮想通貨取引所です。
目次
Bittrex(ビットレックス)とは?
基本情報
サービス名 | Bittrex(ビットレックス) |
---|---|
サービス開始時期 | 2014年 |
取引所/販売所 | 取引所 |
取引仮想通貨数 | 200種類以上 |
日本語対応 | × |
スマートフォン対応 | ◎ |
最大レバレッジ | – |
取引方法 | 現物取引 |
最低取引単位 | 0.00000001 |
セキュリティ | コールドウォレット/二段階認証/IP検証 |
入金方法 | カード入金、仮想通貨入金 |
サポート | Webフォームによる問い合わせ |
法人口座 | ○ |
運営会社情報
運営会社 | Bittrex(英語表記:Bittrex) |
---|---|
資本金 | 不明 |
代表取締役 | Bill Shihara(ビル シハラ) |
会社設立 | 2014年 |
本社所在地 | ワシントン州シアトル |
Bittrex(ビットレックス)は、2014年にAmazonのセキュリティマネージャーが設立した仮想通貨取引所で、2021年現在200種類以上の仮想通貨を取り扱っています。
仮想通貨取引は、取引所形式にのみ対応していて現物取引を行うことができます。レバレッジ取引には対応していないので、証拠金取引および2倍・4倍といった倍率をかけた取引はできません。
Bittrex(ビットレックス)の詳細については、公式サイトで丁寧に記載していない部分も多いことや英語表記のため、仮想通貨取引に慣れた中級者以上に合ったサービスといえます。
入金に関しては、米ドルもしくはユーロに対応しているので、外貨を保有していれば法定通貨による入金も可能です。その他、仮想通貨による入金で取引の準備を進めることができます。
取引ツールは比較的シンプルなデザインとなっており、国内の取引ツールと似た部分もあります。
マイナーな通貨も沢山取り扱っている世界有数の登録者数がいる取引所!
Bittrex(ビットレックス)の強み・特徴
二段階の認証や個人情報の登録などセキュリティを強化
Bittrex(ビットレックス)は、セキュリティにも力を入れているのが特徴です。たとえば、二段階認証システムはもちろん、個人情報の登録やIP検証システムなどといったシステムを取り入れています。
IP検証システムは、たとえば口座開設手続きを行った端末以外からログインされないよう、アカウントの保護を行ってもらえます。
また、二段階認証と個人情報の登録を行うと出金限度額は引き上がるので、資金管理という点でも登録しておくべき内容です。
取引高が多く出来高の厚い市場
Bittrex(ビットレックス)は取引高が多く、世界の取引高ランキングによると2021年4月2日時点で11位を記録しています。
取引高が多いということは、それだけユーザーおよび仮想通貨の出来高も多いと考えられます。そして、仮想通貨取引において出来高は、損益にも関わる重要なポイントです。なぜなら、一定の出来高を維持していなければ、価格変動しませんし狙った価格で取引成立しにくいためです。
取引高の多いBittrex(ビットレックス)は、短期・長期取引どちらを軸に売買を始める方にも良い状況といえます。
なお、仮想通貨取引所の取引高や各通貨の出来高は、「CoinMarketCap」という仮想通貨や取引所に関する情報サイトや仮想通貨に関するニュースなどで確認できます。
スマホアプリで取引できる
Bittrex(ビットレックス)は、スマホアプリをリリースしています。外出先や空いた時間に取引や入出金作業を行うことができますし、仮想通貨のチャートや板の動きをチェックできます。
国内仮想通貨取引所を利用している方の中には、当たり前ではないかと考えるかと思います。しかし、海外仮想通貨取引所の中には、スマホアプリをリリースしていなかったり使いにくい仕様だったりといったケースもあります。
Bittrex(ビットレックス)のアプリは、国内仮想通貨取引所の取引ツールアプリと同じくシンプルかつ分かりやすいUI/UXなので使いやすいといえます。
なお、スマホアプリの詳細について後半で紹介します。
Bittrex(ビットレックス)の取り扱い仮想通貨銘柄
Bittrex(ビットレックス)は、200種類以上の仮想通貨やトークンを取り扱っています。そのため、ここでは一部紹介します。草コインや新しいトークンに関心を持っている方は、Bittrex(ビットレックス)の公式サイトに表示されている「Markets」から取引可能の通貨ペアを一覧で確認できます。
- BTC = Bitcoin(ビットコイン)
- ETH = Ethereum(イーサリアム)
- EOS = EOS(イオス)
- XLM = Stellar Lumens(ステラルーメン)
- ADA = Cardano(カルダノ)
- BTC = Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
- SC = Siacoin(シアコイン)
- SRN = SIRIN LABS Token(シリントークン)
- VET = VeChain(ヴィチェーン)
- NEO = Neo(ネオ)
Bittrex(ビットレックス)の手数料
入金の手数料
Bittrex(ビットレックス)の入金は、米ドルとユーロもしくは仮想通貨送金のいずれかの方法に対応しています。そして、日本円の入出金には対応していませんので、米ドルとユーロを購入しクレジットカードで入金するか、仮想通貨を購入してウォレットから送金する方法を選択する必要があります。
出金も日本円に対応していませんので、仮想通貨で自分のウォレットや国内仮想通貨取引所の保有口座へ送金するのが基本的な出金方法といえます。
カード入金(日本円非対応)
入金手数料無料
取引の手数料
取引手数料は、無料で利用できるようになっています。ただし、テイカーとメイカー手数料は発生します。テイカーとは、既に発注されている価格と同じ価格で売買の注文を行うことを指していて、取引額に応じて0.05%~0.75%のテイカー手数料を負担します。
メイカーは、市場で発注されていない価格帯での注文を指していて、取引額に応じて0%~0.75%の手数料を負担します。
Bittrex(ビットレックス)では、30日間の合計取引額を基準にテイカー・メイカー手数料を算出します。
Bittrex(ビットレックス)のメリット
さまざまなトークンや仮想通貨を取引できる
Bittrex(ビットレックス)には、ビットコインやイーサリアムをはじめ、200種類以上もの仮想通貨やトークンが上場されています。そして、口座開設後は、条件なしで各仮想通貨の売買を行うことができます。
さらにBittrex(ビットレックス)の場合は、ICO直後のトークンや開発されたばかりの仮想通貨を上場するケースも多いようです。(ICOとは、仮想通貨で資金調達を行うプロジェクトのことです。)
新しい仮想通貨やトークンは、上場直後に大きな価格変動を起こすケースもあるので、短期取引をメインにしている方にメリットがあります。他にも新しい仮想通貨の中には、成長性の高いシステムを持ったタイプもあるので、長期保有を前提としている方にとっても注目です。
Bittrex(ビットレックス)は、新しいトークンや仮想通貨に関心がある方にもメリットのある仮想通貨取引所といえます。
国内の取引ツールに似ていて分かりやすい
Bittrex(ビットレックス)の取引ツールは、シンプルかつ必要な機能や画面を残した分かりやすいUI/UXとなっています。また、スマホアプリ版も同様に分かりやすい画面構成なので、国内仮想通貨取引所の取引ツールに慣れている方にも使いやすいシステムです。
ただし、PC版とスマホアプリ版の取引ツールどちらも日本語非対応なので、言語のハードルをどのように超えるかが、利用するための重要なポイントといえます。
たとえばPC版の取引ツールは、パソコンの翻訳ツールを活用することで部分的に日本語に直すことができます。スマホアプリ版に関しては、現時点で簡単に翻訳するシステムはありません。
セキュリティの強固なシステム
Bittrex(ビットレックス)は、IP検証や二段階認証、個人情報の登録、本人確認などさまざまなセキュリティ対策を施している仮想通貨取引所です。
海外仮想通貨取引所の多くは、本人確認手続きを省略しているのでスピーディに口座開設できる反面、セキュリティ対策という点で不安要素も残ります。一方、Bittrex(ビットレックス)は、本人確認手続きにも対応しているので、セキュリティおよび安全性が気になる方にも安心できるポイントです。
さらにハッカーによる不正流出や仮想通貨資産の盗難などといった被害が発生した際には、規定に沿って補償対応してもらえるのも大きなメリットです。
Bittrex(ビットレックス)のデメリット
リップル(XRP)の上場廃止
Bittrex(ビットレックス)は、2021年1月にリップル(XRP)の上場を廃止しました。そのため、リップル(XRP)の取引や購入を検討している方にとっては、デメリットといえます。
リップル(XRP)の上場を廃止した理由については公開していないものの、主にリップル社と米証券取引委員会(SEC)の訴訟問題が影響していると考えられています。
なお、リップルの問題に関しては、国内仮想通貨取引所やBittrex(ビットレックス)以外の海外仮想通貨取引所もそれぞれ対応を行っており、Bittrex(ビットレックス)のように上場廃止・取引停止している仮想通貨取引所もあります。
Bittrex(ビットレックス)のみのデメリットではありませんので、この機会にBittrex(ビットレックス)でリップル以外の仮想通貨にも目を向けてみるのもいいでしょう。
日本語非対応で初心者には難しいサービス
Bittrex(ビットレックス)は、2021年4月2日時点で日本語非対応となっています。英語が苦手な方はもちろん、仮想使取引初心者にとっても難しいと感じるポイントです。
ただし、パソコンやスマホの自動翻訳機能を用いることで、公式サイトの文章を日本語へ翻訳することが可能です。機械翻訳ということもあり、意味の通らない翻訳となってしまうこともありますが、サービスの内容やどこにどのような機能があるのかという点は理解できます。
それでも細かな内容は、機械翻訳で分からないケースも発生してしまうこともあります。特に手数料やシステムの利用ルールなどに関しては、理解しておかないと後で思わぬトラブルや損失につながるため、英語の勉強を始めたり仮想通貨関連用語の英語表記を覚えるのもおすすめです。
日本円の入出金に非対応
日本円の入出金に対応していない点は、複数の意味でデメリットといえます。1つは、入出金操作に手間がかかってしまうことです。
仮想通貨で送金する場合は、一旦国内の仮想通貨取引所でビットコインやイーサリアムを購入しなければいけません。また、Bittrex(ビットレックス)から出金する場合も、一旦国内の仮想通貨取引所へ送金し、売却しなければ日本円で受け取ることができません。このように手間のかかる点が、仮想通貨送金のネックです。
もう1つは、資金の価格変動リスクです。
仮想通貨は常に価格変動しているため、日本円へ換金した際に資産が増減してしまいます。そのため、仮想通貨で送金する場合は、少額で小分けにしながら送金するなど、価格変動リスクを考慮するのが重要です。
Bittrex(ビットレックス)の評判や口コミ
Bittrex(ビットレックス)の評判や口コミは見当たりませんでしたが、Bittrex(ビットレックス)を利用しているユーザーは多いようです。たとえばTwitterでは、Bittrex(ビットレックス)の取引高や上場予定などに注目しているケースもありますし、Bittrex(ビットレックス)での取引結果について分析している内容もあります。
https://twitter.com/happy_okane/status/1371951886648020996
一方、日本語非対応という点は、取引を行う上でハードルとして捉えられています。また、1年以上利用していないとアカウント凍結となる場合もあるので、対処法を事前に確認しておくのが大切です。
Bittrex(ビットレックス)を検討している方は、評判や口コミ、Bittrex(ビットレックス)を利用している方達が発信している情報から、どのように利用していくべきか学んでみるのもおすすめです。
Bittrex(ビットレックス)はどんな人におすすめなの?
改めてBittrex(ビットレックス)の特徴を整理してみると、
- 仮想通貨やトークンの種類が多い
- シンプルで分かりやすい取引ツール
- セキュリティを強化している
- スマホでも取引を行うことができる
- レバレッジ取引や販売所形式は提供していない
このようにまとめることができます。
Bittrex(ビットレックス)は以下のような方におすすめの取引所と言えるでしょう。
Bittrex(ビットレックス)はこんな人におすすめ
- 国内仮想通貨取引所には慣れている方
- さまざまな仮想通貨に触れてみたい中級者以上の方
- 英語に慣れていて仮想通貨取引の経験がある方
マイナーな通貨も沢山取り扱っている世界有数の登録者数がいる取引所!
Bittrex(ビットレックス)の口座開設方法
Bittrex(ビットレックス)の口座開設方法は、国内仮想通貨取引所と同じく必要事項の入力と本人確認情報の提出が必要となります。
まず、Bittrex(ビットレックス)の公式サイトへアクセスし、メールアドレスとパスワードを登録し、登録アドレスからのメールを待ちます。
Bittrex(ビットレックス)からメールが届いたら添付ボタンの「Verify Email」をクリックし、氏名や住所、電話番号、国籍などを入力したのち本人確認書類の画像をアップロードします。
あとは、審査通過の通知が届けば口座開設手続き完了です。
Bittrex(ビットレックス)のアプリ
Bittrex(ビットレックス)では、スマホにアプリをインストールするタイプの取引ツールを利用できます。
OSは、iOSとAndroidOSどちらにも対応しているので、それぞれのアプリストアからダウンロード可能です。
アプリ版は、自身の保有している口座や資金の管理、仮想通貨のチャートや板の閲覧と分析、売買注文といった機能を備えています。また、通知を設定できるので、アプリを開かずに取引や注文状況を確認できるようになっています。
このように多彩な機能やサービスを利用でき、外出先でチャートを分析したり売買注文を行ったりできるのが魅力です。
まとめ
Bittrex(ビットレックス)は、アメリカの仮想通貨取引所で2014年に設立されました。取引高トップ20を推移しているので、その影響は国内仮想通貨取引所にも波及する場合があります。そのため、日本のユーザーもBittrex(ビットレックス)の価格変動や、仮想通貨の新規上場といった情報をチェックしています。
取り扱い仮想通貨は200種類以上と非常に多く、ICO直後のトークンや開発直後の仮想通貨を上場させることもあるようです。
セキュリティ体制は、国内仮想通貨取引所と同じく本人確認書類の提出をはじめ、マルチシグや二段階認証、コールドウォレットによる資産管理といったさまざまな方法で強化しています。
国内仮想通貨取引所に慣れてきた方は、Bittrex(ビットレックス)の口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
マイナーな通貨も沢山取り扱っている世界有数の登録者数がいる取引所!
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