エンジンコイン(ENJ)は、2009年にシンガポールで創業した企業「Enjin(エンジン)」が運営しているブロックチェーンプラットフォーム「Enjin Platform」で発行できるようになった、暗号資産(仮想通貨)です。これはNFTの裏付けとなっており、ティッカーシンボルは「ENJ」となっています。
この記事では、「Enjin Platform」で発行できるようになった、NFTの裏付けとなる暗号資産(仮想通貨)「エンジンコイン(ENJ)」について、基本情報や特徴、そして今後の将来性を初心者に向けて分かりやすく紹介します。
エンジンコイン(ENJ)を
大まかに説明すると….
- エンジンコイン(ENJ)は、NFTの裏付けとなる「Enjin Platform」上で使われる暗号資産(仮想通貨)である。
- Coincheck(コインチェック)とGMOコインへ上場して以降、急激に価格が上昇しており、ここ2か月で6倍以上になっている。
- Microsoftやサムスンといった大手の有名企業と提携し、実際に製品の開発を行なっている。
- ゲームやアプリなど、遊びながら稼ぐことができる。
- エンジンコイン(ENJ)の購入を検討しているなら「CoinCheck(コインチェック)」と「GMOコイン」が初心者にも使いやすく、安心して取引を行えるのでおすすめ。
目次
エンジンコイン(ENJ)とは?
エンジンコイン(ENJ)は、2017年11月に発行を開始した暗号資産(仮想通貨)の中では歴史のある通貨となります。イーサリアムベースの「ERC20」規格で発行されました。主な利用先としては、オンラインゲームのコミュニティプラットフォームで、有名なところで言えば「マインクラフト」が挙げられます。このほかにも約35種類のオンラインゲームで、利用されています。
エンジンコイン(ENJ)最大の特徴は、NFTの裏付けとなるトークンであることです。このNFTが唯一無二の存在として発行され、ゲームやアートの世界で利用されています。唯一無二ということは、それには希少価値が出てくるため、プラットフォーム上でそれらを売買することでユーザーを楽しませています。
ただゲームやアートを楽しむだけではなくて、稼ぐこともできるということがエンジンコイン(ENJ)をはじめとするNFTの魅力であります。今年に入り、このNFT市場が盛り上がりを見せており、それによりエンジンコインの価格も上昇しています。今後もますます、NFTやエンジンコイン(ENJ)共に注目は増していくと見られています。
エンジンコイン(ENJ)の概要
エンジンコイン(ENJ)の概要については、以下の表をご覧になってください。
暗号資産(仮想通貨)名 | エンジンコイン(Enjin Coin) |
ティッカーシンボル | ENJ |
公開開始年月 | 2017年11月 |
取扱取引所 | l Coincheck(コインチェック) GMOコイン |
現在の価格(2021年6月) | 約150円 |
ランキング | 70位 |
公式サイト | https://ja.enjin.io/ |
エンジンコイン(ENJ)の特徴
エンジンコインの特徴は全部で5つあります。
- ゲームで遊びながら稼ぐことができる
- すでに全世界で2,000万人ものユーザーが利用している
- NFTを作成することができる
- Microsoftやサムスンといった大手の有名企業と提携している
- マインクラフトで遊べる
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
ゲームで遊びながら稼ぐことができる
エンジンコイン(ENJ)はEnjin Platform内での利用だけでなく、ゲームで遊びながら楽しく稼ぐことができます。遊んで稼げるということで、まさにカジノ感覚でプレイするユーザーも多く、飽きずに続けられる点が特徴となります。
またゲーム内のアイテム売買や、異なるゲーム間でのアイテムの売買など、いろいろな体験を提供できることも、エンジンコイン(ENJ)の魅力であり、今後も価格が上がると見られています。
エンジンコインの具体的な入手方法としては、Enjin Platformをゲームアプリに導入することや、ゲーム内の宝箱などからも入手する方法が挙げられます。
すでに全世界で2,000万人ものユーザーが利用している
エンジンコイン(ENJ)が使われている「Enjin Platform」では、すでに世界で2,000万人ものユーザーが利用しています。そこでは数多くのアイテムが利用されており、500万円分ものエンジンコイン(ENJ)がユーザー間で取引されています。
日本では、まだあまりエンジンコイン(ENJ)の認知度はありませんが、このように世界ではすでに2,000万人ものユーザーが利用しています。これは大きな強みとなるでしょう。今年に入ってからCoincheck(コインチェック)とGMOコインが取り扱いを始めたことで、今後は日本でも普及することが予想されます。そうなってくると、また一段と価格が上がってくると言えるでしょう。
「Enjin Platform」では、すでに3,000近いプロジェクトが試験されており、ここからさらにユーザーを増やしていこうといった積極的な動きがみられます。
NFTを作成することができる
エンジンコイン(ENJ)は、NFTを作成できるトークンとなります。NFTとは、Non Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)の頭文字を取ってできています。日本語にすると「非代替性トークン」と訳すことができます。
NFTでは、それぞれのトークンが唯一無二の存在として発行され、デジタルアートやブロックチェーンゲームのアイテムに利用されています。このデジタル資産とトークンが組み合わさることで、唯一無二の存在となり、希少性を高められると言われています。
エンジン上で生成されるトークンは「ERC-1155」という規格に基づいて作られています。このERC-1155は、「ERC-20」と「ERC-721」の良い部分だけを取り、ミックスした規格となっています。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
- ERC-20:いくつものトークンを一括管理できる
- ERC-721:唯一無二のトークンを作れる
Microsoftやサムスンといった大手の有名企業と提携している
EnjinはMicrosoftやサムスンといった大手の有名企業と提携し、実際に製品開発を行なっています。Microsoftとの提携で作られた「EnjinCraft」は、マインクラフトのブロックチェーン版ということで、注目を集めました。これ以外にもEnjin社とMicrosoftは、いくつものゲームでのNFT発行で連携しています。
また、韓国の大手企業である「サムスン」とは、2019年2月に発売された新型スマホ「Galaxy S10」で注目を集めました。そこに搭載されている暗号資産(仮想通貨)ウォレットに、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーなコインと並び、エンジンコイン(ENJ)がラインナップされていたからです。このことが世間に広まったことにより、エンジンコイン(ENJ)の価格は前月比で約800%を記録しました。
マインクラフトで遊べる
Enjin Platformでは、多くのゲームで遊ぶことができます。その中でも注目なのが、先ほど紹介した、マインクラフトのEnjin Platform版である「EnjinCraft」です。
マインクラフトと言えば、すでに世界で1億人以上のユーザーを抱えており、日本でも「マイクラ」と呼ばれ非常に人気があります。ゲーム内では、サバイバル生活を楽しんだり、建物を作ったりと、子どもから大人まで幅広く楽しめるのが特徴となっています。それがEnjin Platform上でも楽しめるということになります。
マインクラフトとEnjinCraftとの大きな違いは、アイテムを売買できるかどうかです。EnjinCraftでは、一つひとつのアイテムに希少価値がつき、ユーザー同士で売買を楽しむことができます。プレイしながら稼げるということで、今後は既存のマインクラフトからEnjinCraftへユーザーが移動してくることが見込まれています。
エンジンコイン(ENJ)の価格推移
ここからは、エンジンコイン(ENJ)のこれまでの価格推移を見ていきます。
2017年~2020年のエンジンコイン(ENJ)の価格推移
チャートを見ていただくと分かると思いますが、2017年11月の発行開始以降、ここ最近の2020年まで価格は、ほとんど一定の「5~15円」前後で推移してきました。価格が高騰したのは、2021年に入ってからのことです。
2021年~現在のエンジンコイン(ENJ)の価格推移
2021年に入り、1月にCoincheck(コインチェック)が、さらに3月にGMOコインが続いて取り扱いを始めたことで、価格は高騰していきました。加えて、NFT市場の盛り上がりもあり、相乗効果で一気に「400円」台を記録しました。その後現在(2021年6月)は落ち着いてきており、価格は「150円」前後を推移している状況となっています。
エンジンコイン(ENJ)の現在の価格
[ccpw id=”6396″]エンジンコイン(ENJ)の今後の将来性は?
エンジンコイン(ENJ)の今後の将来性は、3つの要素から上昇する可能性があります。
- 大人気ゲームとの連携
- 国内取引所への上場
- NFTの需要増加
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
大人気ゲームとの連携
Enjinは、すでに世界で2,000万人以上のユーザーを抱えています。それに加えて、世界中で人気のある「マインクラフト」で遊べることもできます。
今後もしマインクラフトと同じような大人気ゲームがEnjin Platform上で生まれることがあれば、エンジンコイン(ENJ)の価格も上昇することが予想されます。新型コロナウイルスの影響もあり、家で過ごすことが多くなりましたから、ゲーム需要とともにエンジンコイン(ENJ)の需要も増していくと見られています。
国内取引所への上場
エンジンコイン(ENJ)は、今年(2021年)に入り、Coincheck(コインチェック)とGMOコインで上場しています。先ほど紹介しましたが、これにより価格は高騰しました。もし今後また違う国内の取引所で上場するようなことがあれば、また価格が高騰すると予想されます。
NFTの需要増加
2020年後半から2021年現在にかけて、暗号資産(仮想通貨)バブルの影響により、市場全体が高騰しています。その影響からNFTの需要も増加傾向にあります。理由はこの高騰で利益確定をしてしまうと、莫大な税金がかかってしまうからです。
そこで現金には替えられないとなったときに、注目されたのがNFTでした。エンジンコイン(ENJ)もNFT銘柄の一つであるため、その恩恵を受けました。結果、価格は高騰し、今後もどんどん伸びていく可能性があると見られています。
エンジンコイン(ENJ)が購入できる取引所は?
エンジンコイン(ENJ)は国内または海外の取引所で購入することができます。金融庁に認可された国内の暗号資産(仮想通貨)で購入することを推奨します。
現在、エンジンコイン(ENJ)を購入できる金融庁に認可された国内の主な暗号資産(仮想通貨)取引所は以下になります。
Coincheck(コインチェック)
- 暗号資産(仮想通貨)の貸出サービスで利息収入を狙うことができる!
- さまざまなアルトコインを取り扱っていてバリエーション豊富!
- 取引手数料無料なのでコストを抑えながら取引できる!
Coincheck(コインチェック)は、暗号資産(仮想通貨)のNEM流出後にマネックスグループが株主となり、セキュリティ体制や経営体制を見直した仮想通貨取引所です。
GMOコイン
- 様々な手数料が無料!売買手数料・仮想通貨送金手数料・日本円出金手数料が無料!
- 取引所形式にも対応!指値注文など多彩な注文方法で取引の戦略を立てられるようになった!
- スマホアプリがリニューアル!使いやすさと多機能さを両立!
GMOインターネット(東証一部上場)グループのサービスで注目を集めているのがGMOコイン。オリコン顧客満足度1位(2021年度)を記録しており、利用しやすいという点でも強みを持っています。
エンジンコイン(ENJ)についてのまとめ
今回は、エンジンコイン(ENJ)の基本情報や特徴、そして今後の将来性について、初心者に向けて分かりやすく紹介してきました。
まとめていきます。
- エンジンコインは、NFTの裏付けとなる「Enjin Platform」上で使われる暗号資産(仮想通貨)である。
- 世界ですでに2,000万人が利用していることや、大手企業との提携実績がることなど、世界的に認知度がある。
- 今年に入り、Coincheck(コインチェック)やGMOコインで上場しており、今後日本でも需要が増していくと見られている。
- 昨年からのNFT市場の盛り上がりにより、エンジンコインもそのNFT銘柄の一つとして注目され始めている。
- 国内でエンジンコインを取り扱っている取引所は「CoinCheck(コインチェック)」と「GMOコイン」の2社となります。どちらも使いやすく、初心者におすすめできる取引所となっています。
現在は価格が上昇しているエンジンコインですが、暗号資産(仮想通貨)はボラティリティが大きいことで有名です。上昇幅が大きければ、それだけ下落もあるということです。
要するに利益が出やすい反面、損失も出やすいということになります。ですから、初心者は、まず少額から始めてみることをおすすめします。
暗号資産(仮想通貨)の口座開設がまだの人は、まず口座開設することをおすすめします。初心者でも使いやすく、少額で積み立てていくことのできる取引所でおすすめなのは「Coincheck」と「GMOコイン」です。どちらの取引所でも「エンジンコイン(ENJ)」を取り扱っていますので、今回の記事で気になった人は、ぜひ購入を検討してみてください。
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