Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)はQUOINEX(コインエクスチェンジ)のシステムを引き継いだ仮想通貨取引所で、現物取引とレバレッジ取引を取り扱っています。仮想通貨の取り扱い銘柄は、5種類と少ないものの通貨ペア30種類と豊富な点も魅力的です。
そこで今回は、新たに生まれ変わったLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)の特徴や利用する上での注意点について説明していきます。
どの取引所を利用しようか検討中の方はもちろん、日本円以外の通貨建てで取引してみたい方もぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の魅力を
大まかに説明すると….
- QUOINEXのシステムを引き継いだ仮想通貨取引所!
- スプレッドが狭く利益がとりやすい!
- 独自の仮想通貨QASHを取引できる!
- 通貨ペアが豊富で日本円以外の通貨ペアでも取引できる!
- 取引ツールが高機能で描画ツールなども搭載で本格トレード可能!
アプリ版は、初心者にも分かりやすいシンプルなUI/UXです。これから仮想通貨投資を始める初心者にも使いやすい仮想通貨取引所です。
目次
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)とは?
基本情報
サービス名 | Liquid by Quoine (リキッドバイコイン) |
---|---|
サービス開始時期 | 2014年11月 |
取引所/販売所 | 取引所 |
取引仮想通貨数 | 5種類 |
日本語対応 | ○ |
スマートフォン対応 | ◎ |
最大レバレッジ | 最大2倍 (2021年3月時点) |
取引方法 | 現物取引、レバレッジ取引 |
最低取引単位 | 0.0001BTC |
セキュリティ | コールドウォレット/マルチシグ対応/二段階認証/出金防止措置 |
入金方法 | 銀行振り込み(指定銀行)・クイック入金 |
サポート | メールサポートなど |
法人口座 | ○ |
運営会社情報
運営会社 | QUOINE株式会社 |
---|---|
資本金 | 約20億円 ※資本準備金含む |
代表取締役 | 柏森加里矢 |
会社設立 | 2014年11月 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田錦町3丁目17番地廣瀬ビル4階 |
スプレッドが狭くお得に取引できる取引所!
金融庁認可の仮想通貨取引所
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は金融庁の認可を得ている仮想通貨取引所になります。日本での仮想通貨の盛り上がりを受け、2016年に拠点をシンガポールから東京都に移した、アジアでも最大級の取引所となっています。
そして、2018年の9月にサービス名をQUOINEX(コインエクスチェンジ)からLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)へ変更し、従来のサービスに加えてQASHの導入やチャートツールの強化など、さまざまな追加なども行いました。
ビットコインやアルトコインの取引手数料が無料
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)では、ビットコインとアルトコインの取引手数料を無料にしています。他の仮想通貨取引所と違い多数の通貨ペアを取り扱っているので、各取引手数料無料という点は大きな魅力です。
なお、仮想通貨を保有している間は、ポジション管理料として1日あたり仮想通貨の保有量に対して0.1%分の費用がかかります。(日本時間1時、9時、17時:合計0.1%/日)
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)で仮想通貨取引を行う時は、取引手数料ではなくポジション管理料に注目しましょう。
充実の通貨ペア数!全部で30種類
国内の仮想通貨取引所は、日本円/仮想通貨の組み合わせてを取引を行うのが一般的ですが、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)では、日本円だけではなく米ドルやユーロなどの通貨で仮想通貨取引を行えるようになっています。
日本円以外の通貨で仮想通貨を売買してみたい方、通貨ペアの組み合わせに関心を持っている方にはメリットの多い仮想通貨取引所といえます。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)が気になる方は、Webもしくはアプリから口座開設手続きを進めてみましょう。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の強み・特徴
スプレッド幅が小さい
スプレッド幅が小さいことも、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の魅力の一つです。スプレッドとは売値と買値の間にある差額のことで、この差額が小さければ小さいほど投資をする際に有利になります。
たとえば、買い値1,000円・売値1,500円の場合は、購入した時点では500円の含み損が発生します。また、500円を超える価格上昇がなければ、利益を得ることはできません。
これが買い値1,000円・売値1,100円の場合は、購入した時点での含み損は100円ですし値上がり幅100円を超える金額で利益を得ることができます。
このようにスプレッドの幅は、取引において重要なポイントです。
ちなみにLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、仮想通貨取引所の中でもコインチェックに次いでスプレッドの小さい傾向となっています。
徹底したセキュリティー対策
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、セキュリティー対策にも力を入れています。顧客の仮想通貨を全てコールドウォレットで管理していますし、二段階認証やDDOS対策、WAFの導入など、さまざまな方法で対策を立てています。
それでも残念ながら2020年11月に不正アクセスが発生し、顧客の個人情報が流出してしまいました。
ただ、2021年3月現在、新たな不正アクセスなどはありませんし、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)も高度なセキュリティ機能を持つシステムへ顧客の個人情報やアカウント、ドメインを移動・管理しています。また、管理システムもセキュリティ性の高いクラウドサービスへ移行しましたので、以前よりもセキュリティ強化しています。
セキュリティ強化へ向けてさらに対策を立てていますので、信頼回復に向けて注力している点も評価できるのではないでしょうか。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の取り扱い仮想通貨銘柄
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)では、5種類の仮想通貨を取り扱っています。また、QASHは、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)で開発した仮想通貨です。
- BTC = Bitcoin(ビットコイン)
- ETH = Ethereum(イーサリアム)
- BCH = Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
- XRP = Ripple(リップル)
- QASH = QASH(キャッシュ)
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の手数料
入出金の手数料
手数料種類 | 法定通貨 | 暗号資産 / 仮想通貨 |
---|---|---|
入金手数料 | 無料 | 無料 |
出金手数料 | 510円 |
BTC:
0.0007 BTC QASH:
40 QASH BCH:
0.001 BCH XRP:
0.25 XRP ETH:
0.01 ETH |
暗号資産 / 仮想通貨の誤入金 回復手数料※4 |
– | 1.入金数量の10% 2.処理手数料:500QASH |
入金の手数料
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の入金手数料は、銀行振込とクイック入金どちらのケースでも無料です。出金する際は日本円の場合、510円手数料がかかるようになっています。
仮想通貨を誤って別の送金アドレスへ入金してしまった場合は、誤入金回復処理を行ってもらえます。また、誤入金回復手数料として、入金数量の10%を負担する必要があります。QASHの場合は、500QASHかかります。(5,000米ドル未満相当分の場合は非対応)
銀行振り込み
無料
ジャパンネット銀行からの入金に限り振込手数料も無料
(その他金融機関からの入金では、振込手数料のみ利用者負担)
クイック入金
無料
現物取引の手数料
手数料種類 |
BTC/JPYおよび
QASH通貨ペア(QASH/JPY, QASH/BTCなど) |
アルトコインを含む
BTC/JPY以外のペアで QASHを含まないもの |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 |
0.05%(QASHでの支払い)
0.1%(QASH以外での支払い)
|
取引の手数料
取引手数料は無料なので、比較的コストを抑えやすいといえます。ただ、スプレッドやポジション管理料0.1%/日といったコストはあるので、これらの費用も考慮しておくのが大切です。
ポジション管理料とは、仮想通貨を保有している時にかかる手数料で、1日に保有量の0.1%分の費用が発生します。また、日本時間1時、9時、17時に手数料が発生し、合計0.1%のコストとなります。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)のメリット
法定通貨ペアおよび仮想通貨ペアが豊富
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、30種類もの通貨ペアを用意しています。
通貨ペアは、日本円/ビットコインといった通貨の組み合わせです。また、法定通貨は、政府発行の通貨を指します。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、日本円/ビットコイン、日本円/アルトコインの他にも、米ドルやユーロ、シンガポールドル、香港ドル、オーストラリアドルと仮想通貨の組み合わせも選択できるのが魅力です。
米ドルや香港ドルなどの外貨は、日本円とは異なるレートなので日本円/仮想通貨ペアと異なる価格変動となる場合もあります。たとえば、日本円/仮想通貨ペアの価格が下落している時は、上昇トレンドを形成している外貨/仮想通貨で取引できます。
他にも一般的な仮想通貨取引所は、ビットコイン/アルトコインなどビットコインを軸にした組み合わせで構成していますが、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)はアルトコイン/アルトコインの通貨ペアも選択可能です。
多種多様な通貨ペアで仮想通貨取引できるのは、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)ならではの特徴であり大きな利用メリットといえます。
独自の仮想通貨QASHでも取引ができる
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)では、独自の仮想通貨QASHを開発および発行しています。
QASHは、将来性の高い仮想通貨で、今後の成長に期待できます。QASHは、QUOINE社で管理している全てのシステムやプラットフォームで、決済として利用できるように開発が進められています。また、仮想通貨取引にも活用できるので、売買益を狙うことも可能です。
さらにQASHは、金融庁認可の仮想通貨交換業者から発行された初の仮想通貨です。そのため、システムの信頼性という点でも評価できます。
QASHを購入したり取引したりできるのは、2021年時点でLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)のみとなっています。
アルトコインに関心を持っている方やQASHのシステムや今後の開発目標および将来性に期待している方は、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)で口座開設してみてはいかがでしょうか。
Liquid by QLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)のデメリット
仮想通貨の種類が少ない
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)では、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル、キャッシュの5種類しか取り扱っていません。
他の仮想通貨取引所は、ネムやライトコインなど8種類や15種類程度の仮想通貨を取り扱っています。このような仮想通貨取引所と比較しますと、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の取扱銘柄数は非常に少ないといわざるをえません。
ただし、仮想通貨の通貨ペア数に関しては、国内仮想通貨取引所の中でも特に充実しており、その点でカバーしています。
仮想通貨の種類も大切ですが、通貨ペアが豊富でなければ取引のバリエーションも増えません。Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、30種類もの通貨ペアから自由に選択できますし、レバレッジ取引も可能です。
仮想通貨取引をこれから始める方は、仮想通貨の種類だけでなく通貨ペアにも注目してみるのが大切です。
販売所形式には非対応
仮想通貨取引所から提示された価格で買い・売りを行う販売所形式は、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)で対応していません。
販売所形式は、注文の発注後すぐに約定(取引成立)できるのがメリットです。たとえば、今この瞬間に急上昇している場合は、スプレッドなどの兼ね合いで多少割高でも販売所形式で購入した方が、利益を狙いやすいといえるでしょう。
ただ、こうした取引方法は主に短期取引向けなので、初心者にハイリスクな側面もあります。
販売所形式がなくとも、現物取引とレバレッジ取引で問題無く取引可能です。どうしても気になる場合は、口座開設だけでも行ってみるのもいかがでしょうか。
口座開設手数料無料なので、口座開設で費用負担などはありません。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の評判や口コミ
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の評判や口コミでは厳しい意見も多く、特に2020年11月の個人情報流出でユーザーに不信感を持たれている側面もあります。QASHに期待している方もいるので、信頼回復へ向けた動き次第で、再び高い評価を多数得られる可能性はあります。
Liquid by QUOINEのマージン取引はじめて使ってみてる。#QASH 証拠金にできるんだな。儲かると QASH が増えるので、税金的にはちょっとややこしいことになりそうだなー。日本円にしとくか
— Langerhans (@Langerhanseth) December 25, 2020
2021年3月時点で新たな被害はありませんし、今回の不正ハッキングによって顧客資産の流出などもありませんでした。さらに、より高いセキュリティ機能を持つシステムへ移行しているので、安心して口座開設できる状態です。
それでもセキュリティを最重要視していて不安な方、これから仮想通貨取引を始める方は、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)へ口座開設後、少額での取引から始めてみるのもいかがでしょうか。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)はどんな人におすすめなの?
改めてLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)の特徴を整理してみると、
- 取り扱っている仮想通貨ペアの種類が豊富
- 米ドルや香港ドル建てで取引可能
- レバレッジ取引や現物取引に対応
- 独自仮想通貨QASHを取り扱っている
- アプリ版もリリースしており初心者も使いやすい
このようにまとめることができます。
ここまで紹介してきた内容を踏まえると、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は以下のような方におすすめの取引所と言えるでしょう。
- 外貨建てで仮想通貨取引してみたい方
- アルトコイン同士の通貨ペアも関心がある方
- QASHに興味がある方
- 取引所形式で中長期トレードを考えている方
レバレッジとの倍率については、自主規制の影響もあり他の仮想通貨取引所と同様の最大2倍へ変更しています。そのため、2018年当時の高レバレッジを望んでいる方には、物足りないと感じるかもしれません。
しかし、ハイレバレッジとであればあるほど、1回の損失も大きな金額となります。また、仮想通貨初心者にとってレバレッジ2倍は、さほど大きな問題ではありません。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、アルトコインや外貨に興味のある初心者の人にもおすすめです。
スプレッドが狭くお得に取引できる取引所!
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の口座開設方法
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、Webとアプリどちらでも口座開設できるようになっています。
Web版の場合は、まずトップページの「新規登録はこちら」をクリックし、氏名などの個人情報を入力していきます。次に、登録メールアドレス宛てにメールが届くので、添付URLからログインおよび本人確認書類のアップロードを行います。
アップロード後は、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)で審査手続きに入り、後日郵送にて口座開設完了のハガキが届きます。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)のウォレットアプリについて
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)では、スマホにダウンロードして利用できるモバイルウォレットをリリースしています。
Web版の取引画面と比較しますと、初心者にも分かりやすいシンプルなUIで使いやすいです。また、2段階認証や生体認証など、セキュリティ面も強化しています。
一般的な取引ツールと同じく、チャートを見ながら売買注文ができますし、レバレッジ取引と現物取引どちらにも対応しています。外出先で注文したりチャートをチェックしたりなど、隙間時間にも利用しやすいアプリです。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)のアプリのダウンロードはこちらから
利用の際は、アプリをダウンロードする前にPC上であらかじめ口座を開設しておいて本人確認なども済ませておくようにしましょう。そうする事でアプリをダウンロードした後の連携もスムーズにいき、より使いやすくなります。
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)に関するQ&A
QUOINEX(コインエクスチェンジ)とLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)の違いは?
今回紹介したLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)は、QUOINEXのシステムやサービスを引き継いだ仮想通貨取引所です。
どちらもQUOINE株式会社が運営している・していた仮想通貨取引所で、2021年時点ではLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)のみ利用可能となっています。
なお、2018年~2019年頃に日本でも話題になった海外の仮想通貨取引所、COINEXCHANGEとは全く関連がありませんので注意してください。また、COINEXCHANGEは、2019年12月にサービスを終了・サイトを閉鎖しています。
口座開設に必要な日数はどれくらい?
Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)では、本人確認の書類を送付してから、最短1営業日で口座を開設できるようになっていますが、ここまで早く対応を行なってくれる取引所はそこまで多くありません。
このような対応のスピィーディーさも、Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)の特徴といえます。
まとめ
国内の主な仮想通貨取引所に比べると知名度はそこまで高くありませんが、資本金のボリュームや外貨建て通貨ペアを含む通貨ペアの取り扱い、独自仮想通貨の開発などを見ても、独自性が強く面白い仮想通貨取引所といえます。
また、QASH(キャッシュ)というLiquid by Quoine (リキッドバイコイン)で開発・リリースしている仮想通貨は、同取引所でしか購入できない点も魅力の1つとなっています。
アルトコインや外貨/仮想通貨ペアに興味関心を持っている方は、この機会に口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
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