仮想通貨はどこで手に入れる?
長引く不況と低迷する日本経済の影響からサラリーマンなど本職がある人でも、自分で老後のために資産形成をしなければならない状況が続いています。手軽に資産形成をできることから、仮想通貨への投資が日に日に人気度を増しています。
このような仮想通貨ブームに乗って、投資を始めたいと思う人もいるでしょう。しかし仮想通貨投資の初心者の方にとって、どこでその仮想通貨を手に入れるのかというのはひとつ大きな問題です。
ここでは仮想通貨を手に入れる場所として、販売所、取引所についてご紹介し、どこで手に入れれば良いのかについてご説明します。
仮想通貨の販売所、取引所の違い
仮想通貨を手に入れる方法は様々ありますが、最も簡単な方法はすでに保有している友人から送金してもらうことです。
しかし周りにそういう人がいない時にはインターネット上で仮想通貨の交換をしたいと思っている人と取引するのが簡単な方法です。
ここではインターネット上で仮想通貨の取引をする2つの施設についてご紹介します。
1)販売所
その名の通り仮想通貨を販売しているところです。bitFlyerやcoincheckなど主要な仮想通貨取引所では、必ず併設しています。
販売所の特徴は、取引相手が仮想通貨を保有している機関です。取引所は膨大な仮想通貨をすでに手元に抱えています。
その保有している仮想通貨を投資家に一定の金額で販売するのが販売所です。販売所では取引価格が提示されていて、投資家はその金額払えば仮想通貨を手に入れることができるし、提示されている金額で仮想通貨を渡せばそのぶん日本円が帰ってきます。
販売所で仮想通貨を手に入れるメリットとしては、買いたいと思った時にすぐに購入できることです。仮想通貨の市場は現在高いボラティリティ(価格上昇幅)のために、保有して時間が長ければ長いほどを収益を上げるチャンスがあります。
この後に説明しますが、取引所では条件によってはすぐに仮想通貨を手に入れることができません。一方で販売所では一定の金額さえ払えばすぐに仮想通貨を手に入れることができます。
手に入れたその瞬間から仮想通貨投資は始まり寸刻でも価格上昇をもたらし収益を上げるチャンスがあります。
2)取引所
取引所は交換所とも呼ばれ、どちらも同じものを指します。
取引所では仮想通貨市場に参加している他の投資家から値段を決めて、仮想通貨を売り買いすることができます。と言っても実際に他の投資家と顔を交えて話すわけではなく、実際には注文板という取引所のシステムを利用して取引を行います。
こちらが取引所の注文板です。ビットコインと日本円を交換する取引板です。
取引板自体は、市場参加者が提示する注文一つ一つをあつめて成り立っています。
注文は、「売りか買いか」「レート」「取引量」の三つの要素で成立します。
「売りか買いか」は、取引板の一番左側に表示されています。
ビットコインを売りたいのか買いたいのかを示しています。
「レート」は1ビットコインの値段です。
この画像で提示されている一番安くビットコインを買うことができる条件は、1ビットコインあたり167万2120円です。そして最後に「取引量」です。
レートで示した値段に対して、どれだけ取引したいかを示したものです。
例えば、現在の相場で16万円分のビットコインが欲しければ、0.1ビットコインの取引がしたいと買い注文をすれば購入することが出来ます。
取引所のメリットはなんと言っても手数料の安さです。
販売所で提示されている仮想通貨の価格にはすでに販売所が手数料を仕込んであるために、取引所で取引されている価格よりも高い金額を払わなければ購入することができません。
しかし取引所は取引相手がインターネット上の不特定多数であるために、競争原理が働くのと多種多様な投資家と取引できることから、そのタイミングで最も安い値段で仮想通貨を購入することができます。
また、Zaifなどの一部の取引所では注文板に注文を並べる取引(maker取引)では取引所からマイナスの手数料を受け取ることができます。
これは取引所がユーザーに取引をするたびに還元してくれるということになります。
仮想通貨の取引所はまだまだ黎明期でそのシステム構築のために時間がかかります。
その間は取引所を利用してくれるユーザーに対して還元していくことで利用者を増やしその実績を持って会社自体の投資家から資金を引き出すことを目的としているようです。仮想通貨の取引をする人にとっては非常に有益なサービスですのでこれを活用することも一つの手段です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
仮想通貨を今すぐにでも保有して仮想通貨投資を始めたい人は、販売所で購入することをおすすめします。
一方で、少しでも安い値段で仮想通貨投資を始めたい人は、取引所で仮想通貨の売買を行うことをお勧めします。
適切な値段で売買するためには、注文の仕組みを理解しビットコインの相場を注視する必要があります。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
[kanren postid="1379"]