近年、テレビやネットで仮想通貨に関する情報を目にすることが多くなりました。仮想通貨初心者の多くは、仮想通貨=ビットコインだけ、と認識していると思いますが、実はそうではありません。仮想通貨には1000種類以上あり、こうしている今も数は増え続けているのです。
ビットコイン以外の仮想通貨として有名なものの1つが、今回紹介するEthereum(イーサリアム)です。
イーサリアムは、1000種類以上ある仮想通貨の時価総額ランキングトップ3にランクインするほどの人気とポテンシャルを持っている仮想通貨です。
イーサリアム(Ethereum)とは?
ビットコイン以外の仮想通貨を総称してアルトコインと呼びますが、Ethereum(イーサリアム)もその内の1つです。Ethereum(イーサリアム)は、ビットコインと1000種類以上のアルトコインの中では時価総額が第2位に位置します。
1位はビットコイン、3位がビットコインキャッシュです。
時価総額の詳細は以下です。
1位ビットコイン(BTC)15兆3761億7814万5214円
2位イーサリアム(ETH)3兆9902億5145万7661円
3位ビットコインキャッシュ(BCC)2兆2875億211万1942円
(2017年11月21日)
時価総額とは、そのモノの『価値』や『人気』を表す数字です。たとえば、株式の時価総額が大きい企業は『業績が良く将来性も期待されている企業』ということになります。つまり簡単に言うと、イーサリアムは『仮想通貨の中で2番目に人気があり将来性が期待されている通貨』ということです。
イーサリアム(Ethereum)は1枚いくらで買える?
仮想通貨はお金なので、当然単位があります。イーサリアムの単位は『ETH(イーサ)』です。ちなみにビットコインは『BTC』、ビットコインキャッシュは『BCH』と表します。
仮想通貨に興味を持っている人は、「一度でいいから買ってみたい!」と思っているのではないでしょうか。
現在イーサリアムは、1ETH=約4万円で購入することができます。といっても、必ずしも1ETHから買わなければいけないということではありません。0.1ETH=約4000円、0.001ETH =約400円、といった小額から購入可能です。購入場所ですが、スマホのアプリにもある『仮想通貨取引所』に登録して口座を開けば簡単に購入することができます。
ビットコイン(Bitcoin)との違いは?
ビットコインとイーサリアムとの違いは時価総額や認知度だけではありません。
イーサリアム分散アプリケーションのためのプラットフォームであり、2013年12月以降からオープンソースプロジェクトとして開発が進められているものです
管理システム
ビットコインとの最大の違いであり、イーサリアム最大の特徴ともいえるのが、『スマートコントラクト』という管理システムです。スマートコントラクトとは、イーサリアムの取引が行われた際に取引の記録と契約を自動で保管するシステムです。
一方ビットコインの管理システムでは、取引の記録は残せますが契約の保管は自動ではなされません。そういった意味では、ブロックチェーンよりもスマートコントラクトの方が、安全性や信頼性が高い機能と言えます。
使われる目的
先ほども言ったように、イーサリアム(Ethereum)は高い信頼性を持った管理システムを持っています。簡単なショッピングや支払いといった目的で使用されるビットコインよりも、幅広い用途での活躍が期待されています。
たとえば、電子投票、企業間の重要な契約、株式の取引といった現金以外の取引においてです。
発行枚数
現在、ビットコインは2100万枚までしか作られないことになっています。つまり上限が決められているのです。一方、イーサリアムは上限が決められていません。2017年11月時点では約1億枚発行されているようですが、この先増えるのかはわかっていません。
イーサリアム(Ethereum)の将来性
イーサリアム(Ethereum)には世界の大企業が有効に活用するための組織を作ったことでも話題になりました。トヨタ自動車、Microsoftといった企業が作る『エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)』という企業連合です。
こうしたイーサリアム独自の動きや、世界中で仮想通貨全体の認知度と可能性が高まっている背景があることは、将来的にイーサリアム(Ethereum)の価値をますます高めてくことになりそうです。
イーサリアム(Ethereum)の現在の価格・ランキング
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